静的破砕工

静的破砕

ブライスター使用による静的破砕工とは、岩盤・転石・コンクリート構造物などの破砕対象物に穿孔し、孔内に膨張性破砕材を充填→該破砕材の熱膨張により破砕対象物を破砕することです。

静的破砕工(作業手順例)

作業概要

破砕体(岩盤)に空洞を形成し、この空洞に破砕剤(ブライスター)を充填し、安全且つ計画的に亀裂を発生させ、破砕を行います。

使用機械

 重機が進入可能な場合:各種油圧式クローラドリル・発電機・ハンドミキサー

 重機が進入不可の場合:各種さく岩機・発電機・ハンドミキサー

使用材料

 静的破砕剤(ブライスター)、速効タイプ(パワーブライスター)

保護用具

 防塵マスク・防塵メガネ・耳栓

準備作業

  1. 作業前打合せをする
  2. 作業員を配置する
  3. 機器を点検する
  4. 作業現場を確認する

主体作業

  
  1. 作業場所の明示(立入り禁止措置等)
  2. 油圧式クローラドリルを作業場に搬入
  3. 穿孔箇所の設定
  4. 穿孔作業
  5. 穿孔長の確認
  6. 練り混ぜ・充填作業
  7. 養生(通常:24時間~、即効タイプ:数時間)
  8. 亀裂の発生
  9. 二次破砕(油圧ブレーカー等)

ブライスター

破砕作業には危険性と振動、騒音、粉塵などの公害問題の発生が伴います。これらの問題を解決するのが静的破砕剤ブライスターです。破砕対象となる岩石や鉄筋コンクリートにあらかじめ孔をあけ、その中に水で練り混ぜたブライスターを充填するだけで、静かにしかも計画的に亀裂を発生させ、破砕することができます。

ブライスターの特徴


ブライスターの特徴
 
  1. 低公害で破砕
    ブライスターの膨張圧力によって亀裂が発生するため、騒音・振動・飛石がほとんどなく、低公害で破砕ができます。
  2. 取扱いに資格が不要
    ブライスターは火薬類ではありません。取扱いに関しては法的規制を受けません。
  3. 施工は簡単
    ブライスターパックを水で練り混ぜ、孔へ挿入するだけで簡単に作業が行えます。
  4. 破砕作業の効率化
    ブライスターで亀裂を発生させることにより、二次破砕の作業効率を大幅な向上が可能になります。
    また、二次破砕時の振動・騒音レベルの低減と発生時間も短縮できます。
  5. 計画破砕・水中破砕も可能
    穿孔パターンにより計画的な形状に破砕ができます。

ブライスター施工フロー


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