みなさま、ごきげんよう。
いやぁ…それにしても冗談抜きで暑過ぎませんか…。
これ、大体みんな言った事があるお約束のセリフです。
連日ニュースでは酷暑だなんだと言っており、私としても社員達が心配なのですが…。
ただまぁ大体「山の中で涼しく快適にお仕事」なので、これも一つの利点かな?って最近思います。
日陰もないような舗装の上で仕事なんてやってたら、ほんまに熱中症になっちゃいますよ。
建設業の皆様方、ほんまに毎日お疲れ様です。
前置きはこんなもんで…さてさて。
首題にも書きましたが、今回施工させていただいた現場は【砂防堰堤】になります。
前回のブログで弊社の課長が書いているものの続きになります。
・工事名:連携砂防 第7002-2-001号(砂)吹上谷川 砂防堰堤工事(その2)
・工事場所:兵庫県神崎郡神河町作畑
・岩質:硬岩…言うならば、超硬岩。
・工法:静的破砕剤(ブライスター)を使用した静的破砕工
・掘削方法:床掘(トレンチカット工法)
※図面の①②③はめちゃくちゃ適当です。(まぁこんな感じだろう的な)
完成している本堰堤に関しては、前回の施工で完了している箇所となります。
…でね?
これ見てください。
…ん?
…んんん?
Σ(;^ω^)!?「いやいや、これよぉ叩いたなっっっ!?」
岩盤(^ー^)「オイラに節理なんて無いぜ?!」的な岩盤を延々とブレーカでコンコンコンコン…。
まーーーーーーったくもって終わりが見えないだろうし、本当に気が遠くなりますよね…。
実際、0.8㎥級BHに装着した大型ブレーカで、せいぜい1日当り1㎥程度だったそうです。
(この時点では、硬岩の掘削土量が500㎥↑あったと思います。)
現場代理人の方にも伝えましたが…とんでもない忍耐力です。間違いなくドエム。
しかしそれにしても、最近見た中でもめちゃくちゃ綺麗な法面仕上げです。
良いオペレーターさんなんだなー…いやはや羨ましい。
さて、今回施工する箇所は【落差工、垂直壁工、側壁工】の計3箇所。
勿論、基本の掘削は【トレンチカット工法】になります。
トレンチカット工法というものは、自由面が上方にしかない箇所に対しての掘削になります。
(管路掘削のようなものをイメージしてもらえば分かり易いです。)
ぼこっと出てるようなベンチカット箇所ですと自由面が多く破砕は案外楽なのですが、トレンチとなるとそうもいきません。
なんせ左右は同じ岩盤で囲まれているため、力の逃げ場が上方のお空にしかない訳です。
逆に転石だと上下360度に逃げ場がありますよね。
そうなるとめっちゃ硬い石だったとしても、そこまで強い力をかけずとも割れます。
これが【転石】めっちゃ全方向自由面。
さて…っと。
当現場では一番安価な動的破砕である【発破工法】及び【非火薬破砕工法】の採用は不可となりました。
この超硬岩トレンチカット工法という難関に対してどうするか…が今回の課題です。
先ず考えることは【自由面を増やす】ということです。
じゃぁ自由面を増やす方法とはなんぞや?となりますが、何種類かあります。
①コアボーリングマシンにて孔同士を連結させ、一直線にスリットを付ける方法。
これが昔からよくある、確実にトレンチカット→ベンチカットに変更させる方法です。
メリット:確実にスリット(自由面)を形成できる。何より騒音問題が発生しないため、街中では良い工法。
デメリット:単価が高い…(静的破砕剤工法を高いと思ってるアナタでも、驚くレベル)。
②非火薬破砕剤を使用し、プレスプリット工法で法面勾配に合わせスリットを付ける方法。
メリット:非火薬類の破砕薬を着火・化学反応を起こさせることにより蒸気圧が発生し、岩盤を破砕する。
火薬類ではないため、許可を受ける必要がないため即日対応可能。
デメリット:そもそもこの現場で使えない…。なぜ書いたし。
③静的破砕剤(ブライスター)を使い、プレスプリット工法として法面勾配に合わせて先行掘削する工法。
メリット:法面勾配に合わせてブライスターを注入するため、法面整形が非常に楽であり、尚且つ出来栄えが綺麗。
どんな硬さであっても孔間の調整によりスリット(自由面)を形成できる。二次破砕におけるブレーカ掘削による騒音問題も減少するため、街中では良い工法。
デメリット:養生期間が必要であるため、工期的な問題がある。(日平均気温に左右される。)
経緯は省略しますが、③を採用という運びになりました。
作業中の写真は散々アップしてきていますので、過去のブログを参考にしてください。
結果いきます。↓↓↓
左岸側のBeforeです。
床掘完了しましたー…ホッ。
せっかくですので他の写真も見てみましょう。
静的破砕剤を使用したプレスプリット工法による法面整形工。
業者さんなら見たら分かる通り、むちゃくちゃ硬い岩盤です。
だがしかし!
この通り、勾配を合わせた先行掘削→ブライスター注入により、綺麗な法面になっています。
(垂直壁工および側壁工も同じように終わらせています。)
こちらの写真がプレスプリット工法の破壊力?が非常に分かり易いですね。
プレスプリット工法…ようするに、プレ(~をする前に)スプリット(亀裂とか節理とか)工法。
最初にプレスプリット工法で亀裂を発生させ、内側の床掘箇所を静的破砕剤による静的破砕工に移行。
【これが大事】
これを施工している・施工していないでは、二次破砕時における破砕効果が段違いになります。
金額はその分上乗せされますが、重機屋さんや元請負業者さんが無理に叩いて余計な修理費・修繕費を使う必要なんてありません。
進捗が遅くなり工期は延びるわ、労務費はかさむわ、警備員が要る現場なら目に見えて痛いことになります。
役所さんが納得し、変更契約してくれれば…。
私が納得させることが出来れば良いだけの話ではあります。笑
最後の【空袋検収】。無事に終わって良かった良かった。
まだ現場の都合により床付けは完了していませんが、一応完了となります。
元請負業者のF様、一次下請負業者のN様、大変お世話になりました。
これからもどうぞ、中爆をよろしくお願いいたします。















