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コンクリート破砕とは?コンクリート破砕の方法と種類についてもご紹介

コンクリートは建築物や道路など多岐にわたり用いられ、日常に必要不可欠なものとなっています。建築物の建て替えや道路補修の際には、頑丈なコンクリートを一度、取り壊さなくてはなりません。

コンクリートでできた建築物や構造物、道路工事の岩盤などを取り壊すことを破砕(はさい)といいます。今回の記事では、コンクリート破砕について、またコンクリート破砕の方法や種類などについても詳しく解説していきます。

 

1. コンクリート破砕とは?

破砕(はさい)とは、くだいて壊すという意味です。コンクリート破砕は、コンクリートでできた建築物や構造物、道路工事の岩盤などを取り壊すことをいいます。一般的には、大規模な工事の際に用いられる言葉です。

また機械の力を借りずに人力で行う、小規模な作業のことを破つり(はつり)といいます。破つりは、主にコンクリートの表面を削るような、小規模な作業のことをいい、比較的小さい規模の工事などで用いられる工法です。

 

2. コンクリート破砕器(CCR)とは?

コンクリートでできた、建築物の基礎の撤去や宅地造成、道路工事の岩盤の破砕などに使用される火工品のことを、コンクリート破砕器(CCR)といいます。プラスチック製の容器に火薬をつめた構造になっており、専用の点火具で起爆させて使用します。

爆薬を用いる発破に比べて、騒音・振動・飛石などが少ないため、安全性が高いといわれています。そのため、市街地や道路、鉄道などで使用されることが多いでしょう。コンクリート破砕器を使用するためには、国家資格である「コンクリート破枠器作業責任者」が行うか、または現場に立ち会っていることが必須となります。

2-1. コンクリート破枠器の現在

現在は重機の発達と普及により、コンクリート破枠器を使用する機会が減ってきています。大手のコンクリート破枠器のメーカーは、2010年に新規製造を中止し、その後は在庫分のみの販売を行っています。

また、コンクリート破枠器の使途が減ったため、コンクリート破枠器作業責任者の資格の需要も減少しました。それにより資格所得のための講座も、2011年1月13日に終了しています。

 

3. コンクリートを破砕する方法と種類

コンクリート破砕器が使われなくなってきているなかで、大規模な工事では重機によるコンクリート破砕が主流となってきています。ここからはコンクリートを破砕する方法と、使用する工具や重機についてご紹介していきます。小規模な工事に使うものから大規模な工事に向いているものまで、さまざまな種類があるため確認してみてください。

3-1. 「タガネ」=かんたんな破つり作業に向いている

ハンマーで打ち付けて、コンクリートを破つりする工具のことをいいます。基本的に人力での作業になるため、コンクリートの表面を削る程度の作業に使用されます。ホームセンターやネットなどでも手軽に購入が可能であり、小規模な工事で活躍する工具です。

3-2. 「ブレーカ」=道路補修工事などに用いられる

道路補修工事などで、断続的な大きな音を立ててコンクリートを破砕しているドリルのことを、ブレーカといいます。ブレーカには2種類あり、コンプレッサーを用いて空気圧で作業する「空圧式」と、油圧ユニットを用いて油圧で作業する「油圧式」があります。

「空圧式」は、一台のコンプレッサーで複数のブレーカを使用できるため、広範囲の作業に向いているでしょう。その反面、大きな音を有するため、騒音のデメリットがあります。「油圧式」は、小規模の作業現場など、できるだけ騒音を少なくしたいときに最適です。

3-3. 「油圧ブレーカ」=大規模な工事に使用される

重機を使って、大規模な工事(コンクリート破枠)をする場合、油圧ブレーカを使用します。油圧ブレーカは、重機の先端に取り付けるアタッチメントで、通常のブレーカよりも破壊力が大きく大規模な工事に向いているのです。比較的小型のものから大型、パワーの強さなど作業規模に応じて、さまざまな種類の油圧ブレーカがあります。

 

4. コンクリート破砕を行う業者の選び方

コンクリート破砕の工事は大規模なものとなることが多く、そのため費用や時間などがかかるような場合もあります。ここでは、そんなコンクリート破砕を業者に依頼する際の選び方についてご紹介します。

4-1. さまざまな選択肢を持っているかどうか

大規模なコンクリート破砕は、前述したとおり近年は重機で行うことが多くなってきています。そのほかにも、最近では「静的破砕剤」を用いるなど周囲の騒音や環境に配慮した工法が徐々に一般的になってきています。

コンクリート破砕を行う際には、現場の状況や対象物の状態、周囲の環境などに合わせた最適な工法を選べるよう、さまざまな選択肢を持っている業者にお願いするのがよいでしょう。

4-2. 現場を確認して見積もり、工事の流れを把握しているか

実際に見積もりを行う際に、きちんと現場を確認して工事の流れを把握しているかどうかも大きなポイントです。コンクリート破砕は規模が大きくなる場合、想定していなかった作業などが出てきてしまうとその追加費用も大きなものとなってしまいます。必ず、事前の見積もりの段階で工事の内容をしっかりと詰めてくれる業者を選びましょう。

 

5. まとめ

今回の記事では、コンクリート破砕について、またその方法や種類をご紹介しました。建築物の取り壊しや、道路補修などの大規模工事など、さまざまな種類があり、方法についてもいろいろなものがあることが分かりました。またコンクリート破砕を行う業者の選び方についてもご紹介しているので、破砕を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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