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発破解体とは?メリットやその危険性についても詳しく解説

発破解体は海外では比較的採用されることのある解体方法です。しかし日本では、建物の解体方法としてこの方法はほとんど採用されていません。

この記事では、発破解体とは具体的にどういったものなのかということを解説していきます。また発破解体のメリットや危険性、日本ではなぜほとんど採用されていないのかということについて、詳しく解説していきます。

 

1. 発破解体とは

発破解体は、ビルや橋、煙突などの建築物・構造物を火薬類(火薬・爆薬・火工品)によって爆破して解体することです。

建物の構造をしっかりと調査し、必要最低限の爆薬を適切に設置し発破をかけることで、建物のバランスが崩れます。建物自体の重みで自壊させていくのです。この解体方法では、敷地の内側にうまく建物などが倒れ込むような形で倒壊させます。爆薬の量や、爆破する場所、爆破する順番などの緻密な計算や技術が必要になります。

 

2. 発破解体のメリットと危険性

発破解体のメリットはなんといってもその工期の短さ、そしてコストパフォーマンスに優れている点です。短期間で解体でき、倒壊した構造物の解体を地上で行えるので効率的です。さらに解体作業で問題となる長期的な振動や騒音がないこと、解体費用を安く済ませられることなどもメリットとして挙げられます。

どうして解体費用が安く済むのかというと、発破解体では通常の解体作業にかける膨大な人員が必要ないからです。人件費が大幅に抑えられます。こうしたコスト面でのメリットが大きいのです。

2-1. 発破解体の危険性

発破解体での危険性の一つとして、爆破した建物の破片が周囲に飛散することが考えられます。また、建物が予想外の方向に倒れるという危険性もあるのです。こうしたことが都市部のような比較的建物が密集している場所で行うと、死傷者が出かねない大きな事故になってしまいます。

そのため、発破解体を行う際にはしっかりと建物の構造を把握して綿密な計算を行い、最小限の発破で解体することが大切なのです。

2-2. 理想的な発破

昔のような基部構造をダイナマイトなどで破壊し、建物の倒壊方向を流れに任せるような方法はとても危険です。できる限り垂直に崩れ落ちるように発破をかけなければなりません。それから、建物自体は確実に破壊して、周囲に対しての被害は最小限にすることも重要です。内側に向かって自壊していくような発破が理想的でしょう。

 

3. 日本ではあまり行われていない?

建物を爆破して解体するという解体方法は海外ではかなりメジャーです。アメリカやロシア、中国などの国では、老朽化した橋や高層マンション、工場、スタジアムなどでの解体に発破解体を採用することが多いのです。こうした解体では事前に人が集まります。建物が倒壊していくダイナミックな光景を見届けるショーのような形でも楽しまれるのです。

しかし日本では、あまり行われることはありません。その理由の一つとして、国土の狭い日本では海外と比べても建物が密集していて、ホコリや瓦礫が飛散する可能性のある発破解体は行いづらいからです。火薬の扱いも法律で厳しく定められているので、そういった規制をクリアするだけでも難しいのです。

また、日本の建物は地震などに備えてとても頑丈に作られています。老朽化して解体する必要があるといっても、諸外国のような解体方法では厳しいのです。日本で発破による建物の解体があまり行われないのにはこうした理由があるからなのです。

3-1. 日本での発破工事

海外諸国では建築物を解体する手段の一つとして発破が行われます。前述の通り日本では、法律の規制が厳しいため、トンネルやダムなどの建設工事や、岩石の採掘現場において発破が用いられています。

 

4. 発破を行うために必要な資格

発破を行うためには労働安全衛生法に規定されている国家資格の「発破技師」か、火薬類の製造や取り扱いに関する資格である「火薬取扱保安責任者」資格を取得した者以外行えません。立地や爆破箇所の状態から、周囲に影響がでないダイナマイトの量を算出し、細心の注意を払って行われます。火薬類を扱うため、そうした徹底した安全管理がとても重要になってくるのです。

 

5. 発破の技術

発破を安全に行うためには闇雲に爆破していてはいけません。破砕しようとする岩盤の体積に適切な量の爆薬を使います。

以前までの発破方法では、導火線発破(導火線に火をつけて爆破する方法)でしたが、現在では電気発破(電気を流すことで発破する方法)が主流です。こうした電気発破での事故を防ぐために、発破作業の前に有害な電気が流れていないかを点検します。

 

6. まとめ

発破解体自体にはコストや工期の短縮などの様々なメリットがあります。日本では少し難しい解体方法なことがわかっていただけたでしょう。日本で発破の技術が利用されているのは、主にトンネルやダムの建設です。小さな国土にもかかわらず自然豊かな日本だからこそ、こうしたインフラの整備は生活に密接に関わっています。

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